「家がキレイになると幸せな気持ちになれるでしょ、だからリフォームが好きなんです」と笑顔で語るのは、H家の『家のこと』を一手に引き受ける奥さん。23年前に購入した家に手を加えながら、自分らしい家を作り上げてきた。クロス壁からリフォームした漆喰塗りの壁にレンガの飾り、無垢の木の家具で素敵にまとめられたリビング、骨董家具や織物が飾られた和室のインテリアや、果樹やバラが育つナチュラルな雰囲気の庭からも、奥さんの家への愛情が伝わってくる。
窓をリフォームしたのは、奥さんいわく、「年数も経っているし、古い窓だと寒いのかも?と思ったんです。寒くて困っていたわけでも、窓が壊れたわけでもないけれど、設備類も順にリフォームしてきたので、そろそろ窓を変えるタイミングかな?と思って」「うちは二人とも、あまり寒がりじゃないんですよ。それにリビングは南向きで日当たりがよいので、冬でも割と暖かいんです」とHさん。
「それでも窓を変えたら、結露がピタッとなくなったし、古いままの階段上の窓から冷気が降りてくるのを感じるようになり、やっぱり新しい窓の効果は大きいなと感じています」と、リフォーム後の様子を語る。
結露知らずの窓で安心の暮らし
1階の3カ所、2階の3カ所の計6枚を、屋外側がアルミ枠、内窓が樹脂枠の二重窓から複層ガラスの樹脂窓にリフォーム。内窓は曇りガラスだったので部屋の明るさも増した。
「外開き窓とフィックス窓を組合せて、以前の引違い窓よりもガラス面が大きくなったので、明るさはもちろん庭もよく見えるようになりました。唯一、屋外側の窓拭きが部屋から腕を伸ばしても届かないのがごく小さな難点でしょうか」。
リフォーム前、心配だったのは2階のHさんの部屋の窓。結露の要因となる湿気=人の呼吸や発汗は、広いリビングよりも狭い個室のほうがこもりやすい。Hさんの部屋の窓は、ベランダに面した掃き出し窓で面積も大きいため「もしかしたら新しい窓でも結露が出てしまうかも……と工務店の方から聞いていたのですが、真冬でも結露は起こらず、暖かく快適に過ごしています」とHさん。
春が来て雪が溶けたら、冷気を感じている窓のリフォームもしたいとお二人。愛情とセンスに溢れる家づくりはまだまだ続き、もっと快適な暮らしの場となるだろう。